【リナックス】コマンドでパスワード付きZIPファイルを作る方法1選!

容量の大きいファイルやフォルダを誰かに送る際、ZIP に圧縮して共有することはよくありますよね。
そんなとき、パスワードを設定しておくと “知っている人だけが中身を見られる” ようにできて安心です。

この記事では、コマンドを使ってパスワード付 ZIP を作成する方法を分かりやすくご紹介します。

特に今回は、フォルダ内のすべてのファイルをまとめてロックしたい場合のオプションが少しクセがあったため、備忘録も兼ねてまとめています。

フォルダ内のすべてのファイルをパスワード付きでZIP化する方法

zip コマンドには多くのオプションがあります(詳しくは こちら)。
今回使うのは主に以下の2つです。

  • -e :ZIP にパスワードを設定(encrypt)
  • -r :フォルダ内のファイルを再帰的に処理(recursive)

この2つを組み合わせると、フォルダ丸ごとパスワード付き ZIP にできます。

zip -er 作成するZIP名.zip 対象フォルダ名

実行するとパスワードの入力が求められます。
これだけで簡単に「フォルダ丸ごとロックされた ZIP」が完成です。


■ 補足:GUIソフトの方がセキュリティは強め

パスワード ZIP は手軽で便利ですが、セキュリティ強度は高くありません。
もし機密性の高いファイルを扱う場合は、以下のような専用ソフトを使う方が安全です。

👉 フォルダにパスワードを掛ける方法(Dropbox Guide)

とはいえ、ちょっとした共有ならコマンド ZIP の方が早いので使い分けがおすすめです。


■ おまけ:Windows の cmd から ZIP を解凍する方法

Windows の標準機能では、環境によって ZIP の解凍方法が異なることがあります。
そこで、コマンドラインだけで解凍する方法も載せておきます。

call powershell -command "Expand-Archive 対象ファイル名.zip"

PowerShell の Expand-Archive を呼び出しているだけなので、
cmd でも問題なく ZIP を解凍できます。

以上、パスワード付き ZIP の作成と解凍のお手軽メモでした!

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